エンゼルス大谷は2018年6月7日に本拠地で行われたロイヤルズ戦に先発登板、マメの影響で5回に緊急降板したと思われたが、その後の検査で右肘内側側副靭帯損傷であることがわかり故障者リスト入りした。
大谷はマウンドの投球練習で、投げ続ける意思を見せたものの、この事態を救ったのはエンゼルスの女房役・捕手のマルドナルドだった。
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マルドナド、ソーシア監督に大谷異変を訴え。緊急降板で故障者リスト入りも、交代していなかったら重症となっていた可能性も。
大谷は試合後の検査で靭帯の損傷か部分断裂を示すグレード2であると診断された。
PRP治療を行い3週間は投球練習ができないが、手術という最悪の事態は免れそうだ。
6月7日のロイヤルズ戦5回表、少し時間がかかってベンチ裏から出てきた大谷はマウンドに向かった。
ベンチ裏からなかなか出てこないことから、降板の可能性がよぎったが、普通に投球練習を開始した。
しかしここで捕手のマルドナドが大谷の異変を感じ取り、エンゼルスベンチ、ソーシア監督に何度も異変を訴え続けた。
その後ソーシア監督とトレーナーがマウンドに向かい、大谷と状態を確認して無念の緊急降板となった。
大谷は納得のいかない表情を浮かべたが、マルドナドの判断が無ければ怪我は重症化し、最悪の場合手術や、長期の戦線離脱となっていた可能性が高い。
大谷翔平とマルドナドはスペイン語で会話しながら良好な関係性(仲)を構築?故障者リスト入りで復帰までの目途は?二刀流10勝10本塁打達成は厳しいか?
大谷とマルドナドは言葉の壁はあるものの、2人の関係性は良好で信頼感を築き上げてきた。
マルドナドはプエルトリコ出身のため母国語はスペイン語になるが、大谷も積極的にスペイン語を習得し、マウンド上ではスペイン語を使ってコミュニケーションを取っているようだ。
良好な関係を築けており、今後更なる活躍・改善が期待されていただけに、大谷の故障者リスト入りは非常に残念である。
大谷は3週間は投球練習はできないことから、投手としての復帰は最低でも1ヶ月以上、現実的には2ヶ月以上は要する可能性が高い。
これまで4勝6本塁打と二刀流の活躍をみせていた大谷だが、メジャーリーグ1年目の10勝10本塁打達成は厳しくなったかもしれない。
大谷、マルドナド捕手からひまわりの種を浴びせられる?登板翌日6月1日タイガース戦の試合後のエビソード。
良好な関係性がうかがえる大谷とマルドナド。
そんな2人を象徴するようなエピソードを紹介したい。
6月1日に敵地コメリカ・パークで開催されたタイガース戦。
大谷は前日に先発登板していたことから、この日は体の回復に専念するため試合への出場はなかった。
試合後大谷がベンチから引き揚げて歩いていると、大谷に大量にひまわりの種が浴びせられた。
犯人はエンゼルス女房役のマルドナド。
エンゼルス加入1年目の大谷がチームメイトに可愛がられていることがわかるようなエピソードだ。
マルドナドが大谷翔平を救った?エンゼルス捕手で女房役が異変を感じてソーシア監督に訴え、緊急降板で故障者リスト入りまとめ
マルドナドが大谷の異変に気付いたのも、普段からしっかりとコミュニケーションを取り、大谷のことを観察していたからだろう。
投手にとって捕手は投球内容の組み立てを行う重要な存在であるが、このように怪我に気付くというのも捕手だからできることではあるが、実際には簡単にできるものではない。
特に投手が投げたがっている場合にはなお難しい。
マルドナドは大谷のそういった性格も理解した上で、大谷を最悪の事態から救ったと言えるだろう。
早急な復帰を期待したい。
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