大谷が故障離脱中のエンゼルスは、アメリカンリーグ西地区首位のマリナーズとの3連戦3連敗を含む4連敗中と厳しい状況に立たされている。このような状況の中、スーパースタートラウトはマリナーズ戦3連戦で大活躍し、孤軍奮闘したもののチームの勝利には結びつかなかった。
ここではトラウトの最近の試合の活躍ぶりをみていきたいと思う。
目次
大谷と仲が良い親友トラウトは2試合連続マルチホームランと大活躍も首位マリナーズ戦3連敗。マリナーズ戦の打撃成績とは。
それでは直近のマリナーズとの3連戦のトラウトの活躍をみていこう。
2018年6月12日敵地で行われたマリナーズとの1回戦。この日のトラウトは2本のソロ本塁打を含む3打数2安打2打点1四球と完璧な内容だったが、3-5で敗れた。エンゼルスのヒットは7本でマルチヒットを放ったのはトラウトのみ。
2018年6月13日、マリナーズとの2回戦。この日もトラウトは2本の本塁打と2試合連続でマルチ本塁打となった。5打数3安打3打点2本塁打も3-6で敗れた。エンゼルスのヒットは6本で、半分の3本がトラウトによるものだった。
2018年6月14日、マリナーズとの3回戦。この日のトラウトは2つの四球を含む3打数2安打1打点と4度出塁した。この日のエンゼルスは打線がつながり、13安打を放ち6得点するも、7回以降に4失点を許し、6-8でサヨナラ負けを喫した。
マリナーズとの3連戦のトラウトの成績は11打数7安打4本塁打6打点3四球という内容だった。
大谷と仲が良い親友トラウトは2試合連続マルチホームランと大活躍も首位マリナーズ戦3連敗。2018年シーズンの成績は?OPSは驚異的な数字。
トラウトの2018年シーズンのここまでの成績は、245打数77安打23本塁打45打点13盗塁、打率0.314。怪我で離脱中のシモンズの除くと0.300以上の打率を誇るのはトラウトのみ。本塁打数はアメリカンリーグ1位となっている。
そして驚くべきはOPSの数字。トラウトのOPS(出塁率+長打率)は1.130(出塁率0.444+長打率0.686)と、優秀の目安0.900と強打者の目安1.000を大きく上回っている。トラウトのキャリア最高のOPSは2017年シーズンの1.071(出塁率0.442+長打率.629)であるが、今シーズンはそれを上回る成績を残している。
エンゼルスの攻撃の問題点はトラウトが高い出塁率を誇るものの、クリーンアップのアップトン、プホルスの打率はともに0.250程度と低い。大谷の打率は0.300を超えてた時期もあったので、大谷が打線にいるといないとでは大きな違いとなってくる。
またエンゼルスの主力打者は右打ちのみ。その点からも左打ちで打率も良く長打も期待できる大谷の存在は大きい。
大谷と仲が良い親友トラウトは2試合連続マルチホームランと大活躍も首位マリナーズ戦3連敗。ポストシーズン進出・初勝利に受けて大谷の活躍が必要。
トラウトがここまでの活躍を見せてもエンゼルスが勝てないとなると、トラウト1人の力ではどうにもならない。大谷の復活を一番望んでいるのはトラウトかもしれない。
トラウトがエンゼルスで活躍しはじめた2012年からは6シーズンを経験しているが、ポストシーズンへの進出は1回のみで、その際はスイープ(全敗)であっさりと敗退してしまった。そのためトラウトはポストシーズン未だに無勝利。
エンゼルスは現在アメリカンリーグ西地区3位で、首位マリナーズとは7.5ゲーム差、2位アストロズとは7.0ゲーム差とポストシーズンに向けて厳しい状況となっている。エンゼルスは現在69試合を消化して91試合を残しているので、ここからの奮起に期待したいが、大谷の復活はマストとなってくるだろう。
大谷と仲が良い親友トラウトは2試合連続マルチホームランと大活躍も首位マリナーズ戦3連敗まとめ
トラウトはさすがメジャーリーグのスーパースターという感じで、圧倒的な結果を残し、オールスターファン投票の中間結果でも外野手部門で2位となり、選出がほぼ確実視されている。トラウトはシーズン2度のMVPのみならず、オールスターでも2度のMVPに輝いている。
そんなトラウトに足りないのはポストシーズンでの勝利。大谷が一刻も早く怪我から復帰して、トラウトとともにチームをポストシーズンに導いてくれることを期待したい。
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