エンゼルスの大谷翔平は右ひじのじん帯損傷のケガから回復していれば、2020年にメジャー初の開幕投手を任される可能性は十分あるだろう。
1年目のシーズンとなった2018年はケガの影響から、投手としては10試合に登板し4勝2敗防御率3.31と思ったような成績を残すことができなかったが、非凡な才能を存分に発揮し、多くの人を驚かせたことだろう。
現在トミージョン手術に踏み切るのか検討中の大谷ではあるが、いずれにせよ投手として本格的に復帰するのは2020年シーズン以降になると思われる。
ここでは大谷の2020年開幕投手の可能性についてみていきたいと思う。
エンゼルスの開幕投手候補はヒーニーとバリア?
まだ2018年シーズンは終了していないが、先発投手としてローテンションを守ったのはアンドル・ヒーニーとハイメ・バリアの2人だけだろう。
2018年9月20時点の成績だと、ヒーニーは28試合に登板し9勝9敗防御率3.97、バリアは24試合に登板し10勝9敗防御率3.61。
エンゼルスの投手陣の多くが故障に悩まされたことを考えると、2人ともよく投げたと言えるが、勝敗数を見てみるとチームにほとんど貯金はもたらしていない。
大谷は規定投球回数に達していないが、防御率を見ても大谷の方が成績的には優れていることがわかるだろう。
2019年シーズンに他の投手がどのような活躍を見せるか次第ではなるが、大谷がケガから復帰して本調子になれば、開幕投手を務める可能性は十分にありそうだ。
ソーシア監督は大谷の投手としての才能を高く評価
マイク・ソーシア監督は大谷の打撃センスも評価しているが、投手としての価値がより高いと考えている。
ソーシア監督自体の契約も2018年シーズンまでとなっており、それ以降契約延長については現時点で明かになっていないが、大谷の起用法についてはたびたびコメントしている。
大谷がトミージョン手術をする前提で2019年シーズンの登板は無く、2020年シーズンは25試合以上に登板して、19勝近い勝ち星をあげるポテンシャルはあると発言したことがあった。
そこまで大谷の投手としての才能にほれ込んでいるのであれば、ソーシア監督が続投して言えれば、そう遠くない未来に大谷が開幕投手に選ばれる可能性はありそうだ。
二刀流で個人タイトルを取るとすれば最多勝
大谷は二刀流で出場するとなると、投手としても野手としても中途半端な成績となってしまい、個人タイトルを取るのは簡単ではない。
日本プロ野球時代には最多勝を獲得したことがあることから考えると、二刀流の場合に狙うのは勝利数になってくるだろう。
ソーシア監督が発言した19勝近くをあげることができれば、最多勝を獲得する可能性は十分にある。
大谷は二刀流どちらのセンスも超一流であることから、どちらかに専念した場合にどこまでの成績を残すことができるのか見てみたい気もする。
今後の可能性としては1年ごとに投手と打者を交代でやっていくという可能性もあるかもしれない。
実際にイチローがその起用法について言及したこともあった。
まとめ
ソーシア監督は大谷に対して投手としてのポテンシャルの高さを感じているが、ケガの影響もあり開幕投手を目指すとすれば2020年シーズン以降になりそうだ。
順調にケガから復帰してくれば、大谷が開幕投手となる可能性は十分にあるし、最多勝を狙うこともできるだろう。
2019年シーズンは投手大谷を見ることはできないかもしれないが、2020年以降を楽しみにケガからの復帰を待ちたいと思う。
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