日本プロ野球では2018年にヤクルトスワローズの山田哲人がプロ野球史上初となる3度目の「トリプルスリー」を達成した。
「トリプルスリー」とは、打率3割、ホームラン30本、30盗塁以上を達成することで、長打力を含めた打撃に加えて足の速さが必要となり、トップクラスの一流選手でも達成するのは容易ではない。
エンゼルスの大谷翔平はトミージョン手術の影響で2019年シーズンは打者としての出場に専念するが、「トリプルスリー」達成の可能性はあるのか、また「フォーティー・フォーティー」を狙えるのかについてみていきたいと思う。
大谷翔平2018年の成績、2019年は開幕に間に合うか?
2018年の大谷の打者としての成績は、114試合に出場して打率.285、ホームラン22本、10盗塁という成績だった。
代打での途中出場も多かったため、打席数は366となっている。
メジャーリーグのレギュラーシーズンは162試合行われるため、もし全試合フル出場を果たせば650打席数以上はこなすことが可能となる。
トミージョン手術のリハビリの影響で、大谷は2019年開幕に間に合うかは現時点ではわかってはいないが、開幕に間に合わなかったとしても4月か5月には復帰できると思われ、600打席数はこなせる可能性は十分にあるだろう。
大谷翔平2019年「トリプルスリー」達成の可能性
大谷の2018年の打席数でホームラン22本ということを考えると、フル出場すれば30本は超える可能性が高く、40本以上も非現実的な数字ではない。
メジャー1年目は左投手に苦戦していたが、シーズン終盤ではうまく修正してきていたため、2年目は更にホームランを量産することが期待される。
まず「トリプルスリー」達成に向けて、ホームランはさほどハードルは高くなさそうだ。
次に打率であるが、打席数が増えたからといって打率が上がるわけではなく、安打数を増やしていく必要がある。
ホームランのところでもふれたように、左投手をうまく攻略することができれば、打率3割達成も十分可能であると考えている。
2018年シーズンは右投手に対しては打率3割を超えていたので、左投手攻略がカギとなりそうだ。
最後に盗塁であるが、二刀流で出場していた時は無理して盗塁はしなかったので、2018年は10盗塁となっている。
大谷の俊足はメジャーでも話題になるほどであり、打者としてフル出場することができれば、30盗塁も十分狙うことができるだろう。
以上のように大谷が実力通りの活躍をすることができれば、2019年シーズンは「トリプルスリー」達成の可能性は十分にあると考えている。
大谷翔平2019年「フォーティー・フォーティー」達成の可能性
では「フォーティー・フォーティー」はどうだろうか?
「フォーティー・フォーティー」はホームラン40本以上、40盗塁以上を達成することで、メジャーリーグでも達成できる選手は多くない。
大谷の2018年のホームランの割合から考えると、フル出場することができればホームラン40本の可能性は十分にあるだろう。
40盗塁についてもどれだけトライしていくかによるが、積極的に盗塁を仕掛けていけば達成不可能な数字ではないだろう。
162試合あるのでフル出場した場合には、4試合にホームラン1本、盗塁1つを達成していけば「フォーティー・フォーティー」は達成することができる。
それを1年間継続することは容易ではないが、大谷のセンスとポテンシャルなら十分可能と思えてしまう。
まとめ
2018年の大谷の成績から考えると、2019年シーズン打者として試合にフル出場することができれば、「トリプルスリー」も「フォーティー・フォーティー」も達成の可能性は十分にあると思う。
2019年はトミージョン手術の影響で打者の出場のみとなるが、2020年以降は二刀流が復活するとなると、「トリプルスリー」と「フォーティー・フォーティー」を狙える最後のチャンスになる可能性がある。
大谷には是非とも達成を期待したいし、メジャーリーグの歴史に名前を残してほしい。
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