ロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平は2018年11月13日(日本時間)、アメリカンリーグ新人王に選出されたことが明かになった。
単純な成績だけで見れば、ニューヨークヤンキースに所属し最大のライバルとされてきたミゲル・アンドゥハーの方が勝っているが、大谷の二刀流としての活躍が評価されたのが、新人王獲得の最大の理由と言えるだろう。
ここでは大谷の新人王獲得についてみていきたいと思う。
大谷のメジャー1年目の成績
メジャーリーグ1年目となる大谷の成績は、打者としては104試合に出場し、打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁。
投手としては10試合に登板し4勝2敗、防御率3.31。
同一シーズンで15本塁打と投球回数50イニングを達成したのは1919年のベーブ・ルース以来であり、ベーブ・ルースも達成できなかった15本塁打50奪三振以上を達成している。
また10試合登板、20本塁打、10盗塁はメジャー初となっており、これらの記録が大谷の新人王獲得を後押しした。
日本人選手の新人王獲得は2001年シアトル・マリナーズのイチロー以来17年振り、二刀流としては初めてとなった。
アンドゥハーの成績
最大のライバルとされてきたアンドゥハーの成績は、打率.297、27本塁打、92打点と素晴らしい成績を残している。
打撃の成績だけを見ればアンドゥハーの方が勝っているように思われるが、大谷の二刀流での活躍が投票権を持つ記者の心を掴んだと言えるだろう。
アンドゥハーは失策数が15と守備に難があることも影響したと思われる。
トーレスの成績
もう1人新人王の候補として名前が挙がっていたのは、アンドゥハーと同じくヤンキースに所属するグレイバー・トーレス。
トーレスの成績は打率.271、24本塁打、77打点という素晴らしい成績であったが、打撃面ではアンドゥハーにも見劣りすること、失策数は17とアンドゥハーよりも多いことが響いて落選となった。
大谷2019年シーズンは打者に専念
新人王を獲得した大谷は2019年シーズン以降の活躍が注目される。
2019年シーズンはトミージョン手術の影響で、残念ながら投手としては出場することができず、打者に専念する形となってしまうが、打者に専念することでどこまで記録を伸ばすことができのかが楽しみである。
そして2020年シーズンには二刀流が復活する予定なので、楽しみに待ちたいと思う。
2019年エンゼルスはポストシーズン進出なるか
来年以降大谷の活躍は楽しみであるが、チームとしてもポストシーズン進出を果たしてほしい。
2018年のエンゼルスはアメリカンリーグ西地区4位と奮わなかった。
チームメイトには2018年のMVP候補となっているマイク・トラウトをはじめとして、有望な選手が多く、ワールドシリーズ制覇に向けての活躍を期待したい。
まとめ
大谷は見事アメリカンリーグ新人王を獲得し、二刀流での活躍が全米で認められているいことを証明した。
2019年シーズンは打者に専念する形となるが、トラウトら主力選手とともにチームを引っ張り、ポストシーズン出場を果たしてほしい。
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