ロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平の2019年の年俸は65万ドル(約7,200万円)となったことが明かになった。メジャー1年目の2018年は54.5万ドル(約6,000万円)であり、約1,200万円アップとなったが、新人王を獲得したのに安すぎると感じることだろう。
メジャーリーグでは3年目まで「年俸調停権」がないため、球団が年俸を設定することができる。そのためメジャー2年目の大谷の年俸は相場よりも大幅に低い水準となっているのである。
大谷の大型契約は2020年シーズンオフ
メジャーリーグの規定により大谷が「年俸調停権」を得るのは3年目が終了した2020年のシーズンオフとなる。2年目となる2019年はトミージョン手術の影響から打者での出場に専念することとなり、二刀流復活が期待される2020年にどこまでの成績を残すことができるのかが、大型契約締結に向けて大きなポイントとなることだろう。
エンゼルスのチームメイトであるスーパースター、マイク・トラウトは3年目終了後の2015年から6年総額1億4,450満ドル(約160億円)の大型契約を締結しており、大谷もこのまま活躍を続ければ同程度の契約を期待することができる。
大谷の年俸は評価が現れている?
大谷の2019年の年俸は相場より大幅に安くはなっているものの、過去のスーパースターと比較するとアップした金額は大きく、しっかりと評価されていると考えることも出来る。トラウトは2年目の年俸は大谷と同じく新人王を獲得したが2万ドル(約220万円)アップ。
ニューヨーク・ヤンキースに所属するアーロン・ジャッジは新人王と本塁打王を獲得した2年目の年俸は8万ドル(約890万円)アップとなっている。
2年目のジンクス
日本のプロ野球でもよく耳にするのが2年目のジンクス。1年目に大活躍した選手が2年目に苦戦することを表す言葉であるが、これはメジャーリーグの選手にも当てはまることが多い。
「年俸調停権」の問題があるにせよ、1年活躍しただけでは大幅に年俸を上げるのはリスクが高いというのが、球団の本音ともいえるだろう。大谷はケガの影響が心配ではあるが、二刀流のポテンシャルははかり知ることができず、結果を残せば「年俸調停権」獲得後の最高額となる契約をつかみ取る可能性は十分にありそうだ。
まとめ
メジャー2年目の大谷は「年俸調停権」がないため、年俸は65万ドル(約7,200万円)と新人王を獲得したにもかかわらず低い金額となっている。「年俸調停権」を得るのは3年目のシーズン終了後の2020年オフであり、この2年間の成績次第となる。
二刀流として活躍し、過去最高となる大型契約をつかみ取ってほしい。
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