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大活躍!投手大谷翔平の原点は投球フォーム!?野球経験者が解説。

野球歴20年の私が、ファンの方も気になる二刀流でメジャーに渡った大谷翔平の活躍の原点を考察していきます。この記事を読めば、ファンの皆さん、野球に興味のある皆さんも大谷翔平の活躍の要因が見えてくるのではないかと思っています。

大谷翔平の出身?プロ入団後の成績は?

大谷翔平は岩手県奥州市で育ち、花巻東高校出身です。高校卒業後メジャーリーグに挑戦するか悩んだ末、日本で戦うことを決意し、2013年に北海道日本ハムファイターズにドラフト1位で入団しました。

入団1年目から1軍で13試合に登板。高卒1年目から13試合はものすごい数字だと思います。ですが勝ち数は、たったの3勝で、なかなか厳しい結果となりました。しかし、2年目から何かをつかんだのか一気に白星が増え、「11勝」と早くも1軍2桁勝利を成し遂げました。そこから3年目、4年目と2桁勝利を続けましたが、メジャーリーグに渡る前最後の年には5試合しか投げられず、3勝という結果に終わってしまいました。

2018年にメジャーリーグに渡り、4勝しかできていないものの、内容が良い投球が続いていたように思います。160キロを常に投げ続け、素晴らしい投球が多く見られましたが、やはり世界最高峰のメジャーリーグ。甘いボールは見逃してくれません。しかし、その中でも大谷翔平は力強く、あまり見られない160キロ越えの直球を連発していました。

体の変化で大きな変化?

大谷翔平は日本プロ野球に入るまでは、身長は193センチと高いものの、横幅や太さがプロに通用するようには見えない華奢な体型でした。ですが、年を重ねるごとに体も大きくなり1年目で体の変化に気付く大きさになりました。体が大きくなるということは単純にパワーが身につくということです。力があれば球速や疲労感に影響して8割の力で今までの全力投球の球速が投げることもできるようになり、すると自然と体力も身に付きます。

しかし、体を大きくすることで心配なのは、筋肉を身に付けることによって動作の妨げになってしまう可能性もあります。動作の邪魔になれば、腕が振りづらくなったり、体の回転範囲が狭まったりします。すると、球速も制球も落ちていきます。その中で大谷翔平は自分自身に合ったものだけを取り入れ、素晴らしい体をつくり、素晴らしい投球ができるようになったのだと思います。

トミー・ジョン手術

トミー・ジョン手術とは、肘の靱帯断裂に対する手術術式です。大谷翔平は2018年のシーズン終了後にこの手術を受けました。この手術は、野球界では基本的に投手が受けることが多く、過去には日本人でも松坂大輔や桑田真澄、ダルビッシュ有などが手術を経験。昔では村田兆治が受けましたが、その当時は手術後復帰率5割未満でした。しかし今では手術やリハビリの精度も上がり9割近くの選手が復帰しています。そのため、手術を受ける選手が一気に増えたのでしょう。

この手術で大谷翔平に心配されるのは、意識と感覚のずれだと思います。ケガから復帰していつも通り投球してみても、同じ投げ方をしようとしてもケガによってうまく使えない筋肉が出てきてしまい、全く違う投げ方になってしまう可能性もあります。

なおさら、大谷翔平は体を大きくして筋力をつけたので体の動作が変わりやすくなっていると思います。体が大きく変わるごとに感覚は変わってくるので、ケガも重なり難しい状況に今現在なってしまっていると思います。難しい状況を乗り切るには基本であるフォームが大切になってきます。

原点となる投球フォーム

調子やケガなどすべてを問わずに、常に大切なことは投球フォームです。前述の通り、とにかくフォームは大切で、毎日同じ感覚、同じ動きで投げられれば何にも問題はないですが、実際不可能です。皆さんは、毎日どんな時も同じ姿勢を続けられますか?無理ですよね。疲れれば横になったり猫背になったりといろいろ姿勢を変えますよね。投球フォームも同じです。疲労やケガで動きが少しでも変わってくると、敏感な選手は、すぐに制球が乱れることもあります。しかし大谷翔平は乱れることがとにかく少ないです。

大谷翔平は、とにかくなかなかぶれません。大きく調子を崩したのは、メジャーリーグに渡り、ボールがなじむまでの期間だけではないでしょうか。体を変えても、ケガをしても、疲労が溜まってもぶれることのない大谷翔平の投球フォーム。このぶれない大きな体、投球フォームがあるからこその今の活躍があるのではないでしょうか。
  

まとめ

 ・体がしっかり動く状態で大きく鍛え上げた
 ・ケガや疲労の感覚と意識のずれが難関
 ・意識や感覚のずれ、乱れが少ない投球フォーム
 ・ぶれない体づくりから出来上がった疲労やケガに負けない投球フォーム

今までの経験すべてが詰まって今の活躍があると思います。体をつくり、感覚などに敏感になり、乱れが少ないフォームを見つけて、最初の体づくりから出来上がった疲労やケガに負けず、感覚のずれを最小限に抑える投球フォームこそ今の活躍の原点となっていると思います。

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