二刀流大谷翔平、メジャーリーグ移籍の際に利用したポスティングシステムとは?移籍金、契約金、年俸など制度詳細とは?今後大型契約を締結できるタイミングは?
大谷翔平はメジャーリーグ移籍の際に、ポスティングシステムを利用した。
ここではポスティングシステムがどのような制度なのか、大谷の移籍金、契約金、年俸についてみていきたいと思う。
目次
二刀流大谷翔平が利用したポスティングシステムとは?制度の詳細内容とは?メジャーリーグに移籍する手段?
ポスティングシステムとは、入札制度のことで、野球では主に日本人選手がメジャーリーグに移籍する際に用いられる。
通常日本のプロ野球選手は、海外移籍のためのフリーエージェント(FA)権を取得するのに9年必要だが、9年未満の若手千数がメジャーリーグ挑戦を可能とするための移籍手段としてポスティングシステムが導入された。
ポスティングシステムは1998年にはじめて日米間で合意。
過去のポスティングシステムは現在とは異なり、移籍金額の上限が定められておらず、最も高い金額を提示した球団が選手と交渉することが可能となった。
その後移籍金額の高騰のともない、2013年に移籍金上限が2,000万ドル(約22億円)とされ、その金額で獲得の意思がある全ての球団が選手との交渉を行うことが可能となった。
二刀流大谷翔平、ポスティングシステムによる移籍金、契約金、年俸とは?メジャーリーグの新労使契約とは?
大谷のメジャーリーグ移籍に伴い、日本ハムが手にした移籍金は上限の2,000万ドル(約22億円)。
では大谷が手にする契約金・年俸はいくらだろうか?
2016年に締結されたメジャーリーグの新労使協定で、ドラフト対象外の25歳未満かつプロ経験6年未満の外国人選手に対する契約金上限額は475万ドル(約5億2,000万円)~575万ドル(約6億3,000万円)と設定された。
大谷は日本ハムで5年間プレーしたため、あと1年プレーすれば契約金の上限に縛られずに契約することが可能であったが、大谷は「お金」よりも「夢」を優先した。
大谷の契約金は231万5,000ドル(約2億5,500万円)と言われている。
また年俸についても、新労使協定においてマイナー契約とされ、契約後にメジャー昇格しても1年目の年俸は最低保証額の54万5,000ドル(約6,000万円)と制限された。
新労使協定は大谷が移籍する1年前に締結され、大谷移籍に伴う巨額の金銭負担を避けるためという話も出ている。
二刀流大谷翔平、年俸が上がるタイミングとは?再契約は可能か?3年目で大型契約?エンゼルス、トラウトの前例とは?
大谷はマイナー契約後にメジャー昇格して、再契約をすることもできるが、あまりに巨額な金額となるとポスティングシステムの際の不正を疑われる可能性がある。
「お金」ではなく「夢」を実現したい大谷にとって年俸は関係ないだろう。
大谷の活躍だと今の年俸である54万5,000ドル(約6,000万円)は安すぎるが、どのタイミングで年俸はあがるのだろうか?
メジャーリーグでは3年目で年俸調達県、6年目でFA権を取得することができる。
エンゼルスのスーパースター、マイク・トラウトも3年目の開幕前に大型契約を締結したように、大谷も3年目に実力に見合った年俸での大型契約が実現する可能性がある。
まとめ
大谷はあと1年待てば巨額の契約金と年俸を手にすることが可能であったが、自分の夢の実現をさせるという、男前な一面を見せた。
金銭にあまりこだわりのない大谷であるが、メジャーリーグで活躍することによって大谷の市場価値は上がって、将来的にはより大きな金銭的リターンを得る可能性は十分にある。
純粋な気持ちで子供のころからの夢を実現する大谷、メジャーリーグでの活躍を期待したい。
この記事へのコメントはありません。