エンゼルスの大谷翔平は2018年シーズン終了後にトミー・ジョン手術を受けることを決断し、来シーズンは投手として出場することができず、2020年に復帰を目指すことになる。
大谷には是非ともメジャーリーグで最も活躍した投手が受賞するサイヤング賞獲得を目指してほしいし、その可能性は十分にあると考えている。
ここでは大谷のサイヤング賞獲得の可能性についてみていきたいと思う。
大谷翔平、20勝達成は可能?
大谷が2020年シーズン以降に投手として1年間ローテーションを守り切った場合、二刀流での出場ということを考慮したとしても全162試合のうち25試合には登板することができるだろう。
大谷の2018年シーズンの投手としての成績は、10試合に登板して4勝2敗防御率3.31で、もし25試合に登板するとすれば単純計算では10勝5敗という成績になる。
ただメジャー1年目ということを考慮すれば、大谷の実力やセンスだとしっかりと適応して成績を上げていくことは可能なはずだし、エンゼルスとしても大谷を中心とした若手が育ってきているので、戦力はさらに上がっていくことだろう。
マイク・ソーシア監督も大谷は25試合登板すれば19勝をあげる才能はあると発言しており、最低でも15勝、できれば20勝近くを期待したいところだ。
最低の登板数を今は25試合と置いているが、大谷は他の投手と同じようなペースで投げていけば、35試合の登板も不可能ではなく、そうなると20勝というのも現実的な数字に思えてくる。
大谷の目標数字と歴代受賞者の成績
大谷には投手として20勝、防御率2点台前半の成績を期待したい。
2017年のアメリカンリーグサイヤング賞受賞者はクリーブランド・インディアンスのコーリー・クルーバーで18勝4敗、防御率2.25、265奪三振、ナショナルリーグはワシントン・ナショナルズのマックス・シャーザーで16勝6敗、防御率2.51、268奪三振の成績だった。
したがって大谷が20勝、防御率2点台前半を達成すれば、サイヤング賞受賞の可能性は極めて高くなるだろう。
奪三振数も考慮されるが、大谷の2018年シーズンは63奪三振。
160キロを超える速球とあのスプリットがあれば、200奪三振達成も狙えるだろう。
サイヤング賞の選出方法、日本の沢村賞に該当?
サイヤング賞は全米野球記者協会所属の28人の記者による投票で選出される。
それぞれ1位~3位までを決めて投票し、1位5点、2位3点、3位1点が与えられ、最終的に最も得点の高かった選手が受賞となる。
日本プロ野球ではサイヤング賞と並ぶものとして沢村賞がある。
ただ沢村賞は先発投手に限定されているのに対して、サイヤング賞はリリーフや抑え投手も対象。
サイヤング賞は伝説の投手であったサイヤングの名前を取って1956年に制定された。
一方で沢村賞は沢村栄治の名前を取って1947年に制定され、サイヤング賞よりも歴史は古い。
まとめ
大谷翔平のサイヤング賞獲得の可能性についてまとめると、シーズンを通してローテーションを守ることができれば最低でも年間25試合の先発は可能。
ソーシア監督は、大谷は19勝をあげる才能があると発言したとおり、もう少し登板数を増やせることを考慮すれば20勝、防御率2点台前半、200奪三振を狙ってほしい。
その成績であれば歴代の受賞者を見ると、獲得の可能性は極めて高くなる。
大谷の投手復帰は2020年となるが、いつ受賞となるのか楽しみだ。
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