大谷翔平が所属するアナハイム・エンゼルスにはかつて4人の日本人選手が在籍した。
長谷川滋利、水尾嘉孝、松井秀喜、高橋尚成に続いて大谷は5人目の日本人選手となる。
ここではエンゼルスに在籍した日本人選手の成績をみていこうと思う。
目次
- 1 エンゼルスに在籍した日本人選手1人目、長谷川滋利。投手として1997年から2001年に在籍。成績とは?日本人メジャーリーグ最多登板記録を持つ。
- 2 エンゼルスに在籍した日本人選手2人目、松井秀喜。指名打者としてヤンキース世界一の翌年2010年に移籍。成績は?
- 3 エンゼルスに在籍した日本人選手3人目、水尾嘉孝。ライオンズ戦力外通告後、入団テストに合格。最低年俸で契約し3年間在籍するもメジャーでの登板実績は無し。
- 4 エンゼルスに在籍した日本人選手4人目、高橋尚成。投手として2011年から2012年に在籍。成績は?イチロー・キラーで完璧に封じ込める。
- 5 エンゼルスに在籍した日本人選手5人目、大谷翔平。二刀流で挑戦するはじめての日本人選手。誰も成し遂げなかったポストシーズン進出なるか。
- 6 まとめ
エンゼルスに在籍した日本人選手1人目、長谷川滋利。投手として1997年から2001年に在籍。成績とは?日本人メジャーリーグ最多登板記録を持つ。
エンゼルスにはじめて在籍した日本人選手は長谷川滋利である。
1997年に日本人としてははじめて、金銭トレードでオリックス・ブルーウェイブから移籍し、シギーの愛称で親しまれた。
最初は先発投手として起用されるも、結果を残すことができず、1997年5月からはリリーフを任されることとなった。
エンゼルスでは1997年から2001年の5年間に287試合に登板し、30勝28敗16セーブ・防御率3.87という結果を残した。
長谷川は2002年からは同じくアメリカンリーグ西地区のシアトル・マリナーズに移籍。
2005年まで4年間在籍し、230試合に登板、15勝16敗17セーブ・防御率3.60という成績を残した。
メジャーリーグ通算では9年間で517試合に登板し、45勝43敗33セーブ・防御率3.70。
メジャーリーグでの日本人最多登板記録となっており、2003年のマリナーズ時代にはオールスターにも出場した。
エンゼルスに在籍した日本人選手2人目、松井秀喜。指名打者としてヤンキース世界一の翌年2010年に移籍。成績は?
エンゼルスに在籍した2人目の日本人選手は松井秀喜だ。
2009年にヤンキースでワールドシリーズを制覇すると、2010年にフリーエージェントでエンゼルスに移籍した。
松井は指名打者で出場し、482打数132安打21本塁打84打点・打率.274という成績を残した。
エンゼルスの指名打者としては大谷の先輩となる。
松井がエンゼルスに在籍したのは2010年の1年のみで、翌年にはオークランド・アスレチックスへ移籍した。
メジャーリーグ通算では10年間で4,442打数1,253安打175本塁打760打点・打率0.282の成績を残した。
エンゼルスに在籍した日本人選手3人目、水尾嘉孝。ライオンズ戦力外通告後、入団テストに合格。最低年俸で契約し3年間在籍するもメジャーでの登板実績は無し。
エンゼルスに在籍した3人目の日本人選手は水尾嘉孝。
あまり聞いたことがない人も多いかもしれないが、水尾は1991年に横浜大洋ホエールズに入団、4年間在籍した後、オリックス・ブルーウェイブに6年間在籍、西武・ライオンズに3年間在籍した。
プロ野球での成績は7勝9敗2セーブ・防御率3.42。
2003年に西武・ライオンズから戦力外通告を受け、2004年にエンゼルスの入団テストに合格し、メジャーリーグ最低年俸である335,000ドル(2018年5月のレートで約3,700万円)で契約した。
エンゼルスには2006年まで在籍するもメジャーリーグでの登板は無く、3Aと2Aで33試合のみ登板した。
エンゼルスに在籍した日本人選手4人目、高橋尚成。投手として2011年から2012年に在籍。成績は?イチロー・キラーで完璧に封じ込める。
エンゼルスに在籍した4人目の日本人選手は高橋尚成。
2010年に巨人からニューヨーク・メッツに移籍し、2011年にエンゼルスに加入した。
エンゼルスではリリーフ投手として活躍し、2012年途中までの間に103試合に登板、4勝6敗2セーブ・防御率4.00の成績を残した。
高橋はシアトル・マリナーズ在籍のイチローとの相性が良く、6打数0安打1四球と完璧に抑え込んだ。
ソーシア監督にも左のスペシャリストとして重宝された。
2012年のシーズン中にピッツバーグ・パイレーツに移籍した。
メジャーリーグには4年間在籍し、通算では168試合に登板、14勝12敗10セーブ・防御率3.99の成績を残している。
エンゼルスに在籍した日本人選手5人目、大谷翔平。二刀流で挑戦するはじめての日本人選手。誰も成し遂げなかったポストシーズン進出なるか。
エンゼルス5人目の日本人選手は大谷翔平。
ベーブ・ルース以来の二刀流として、活躍が期待される。
かつてエンゼルスには4人の日本人選手が在籍したが、誰も成し遂げていないのがエンゼルスでのポストシーズン進出である。
大谷にはエンゼルス日本人選手初のポストシーズン進出と、エンゼルス2002年以来のワールドシリーズ制覇が期待される。
大谷はまだ23歳、世界最高峰のメジャーリーグで二刀流としてどんな成績を残すのか楽しみである。
まとめ
エンゼルス史上5人目の日本人選手となった大谷。
誰も成し遂げなかったポストシーズン進出や二刀流での活躍など、大きな期待がかかっている。
メジャーリーグ史上最高の日本人選手となるだけでなく、メジャーリーグでの最高の選手となる活躍を期待したい。
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